眼球ラジオ

目で読むラジオ。六畳一間から放送中

眼球ラジオ⑦~二日酔いの君!「プレーリーオイスター」でカッコよく元気になろう!~

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 あーマイクテステス、12、12、どうも、最近「顔が死んでるね」と言われる事が多いmiyathemoneyです。眼球ラジオも孤独にネットの片隅をジャックし続けてもう七回!最初のうちは就活に役立つメモ代わりにニュースをラジオ風に取り上げてたんだけど、どうも最近ESやら面接でそれどころではないでヤンス。

 初期のノリは忘れてくれ、数少ないリスナーの諸君よ。

 しかし部活やめて太るかと思ったら痩せてくばかりです。癌の罹病を疑ったわ。生活リズムがコウモリみたいになっているからでしょう。もともとは日に焼けてて元気そうな見た目だったのに喫煙・飲酒・無限オ〇ニーのコンボでみるみる不健康になってってるわ。こんなんで面接受かんのかなあ?

 

今週のお題「お気に入りの飲み物」

 

・・・と、いうことでね。お気に入りの飲み物について紹介したいと思います。この時期、新歓やら花見やらで、二日酔いの人多いんじゃないですか?そんな肝臓を親の仇か?ってぐらい痛めつけてるあなたに朗報です。それをごまかすドリンクを紹介いたします。体をごまかして、let`s デカダンタイム。太宰治になった気分で飲みましょう。

 

そのドリンクの名は・・・・「プレイリー・オイスター」です。

アニメ「カウボーイ・ビバップ」が好きな人にはピンとくるかもしれません。スパイクが二日酔いの時死にそうな顔で飲んでるあれです。

 

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カウボーイビバップ」、ハリウッドで実写化決まってるらしい。最高のアニメだから皆見ような!

☆作り方

①殻を使って卵を黄身と白身に分ける。この際、画像のように灰皿を受け口にするなどすれば、よりデカダン気分が高まります。こぼしたりするとスマートじゃないので、なるべく面倒くさそうに、かつ素早くえり分けましょう。

 

ウイスキーグラス、なければ適当なコップに黄身を「割れないように」入れる。ここで黄身が割れるとゲロと同じ見た目になるので、失敗したらグラスごと外に投げ捨ててください。

 

③卵の上に、ガラムマサラ、醤油、七味、ニンニク、コショウ、ソース、その他何でもいいので家にあったスパイス的なものを少量ずつ卵の上にかける。大事なのは「これも・・・スパイスと言えなくは無いな。」という自分を納得させる精神です。

 

④できたものの上からウイスキーウォッカ、焼酎など度数が強い酒を卵黄が浸るぐらい注ぎます。度数が強ければ酒は何でもいいです。ビール、ほろよいなどしか家に無い場合は不可能なので、その時は卵焼きを作ってください。

 

⑤完成!渋い顔をしながら、鼻をつまんで飲み干しましょう。なるべくやさぐれた感じを出すのがごまかし効果を高めるコツです。「そんな気持ち悪い飲み方をする奴は、今までで二人目だよ」と隣のメタル好きなトラック乗りから言われたら、「プレーリーオイスターは・・・二日酔いに効くのさ」と(cv:山寺宏一)ボイスで返しましょう。

 

 以上が「プレーリーオイスター」の作り方です。様々なポイントを妥協していけば、すぐに作る事が出来ますね!和訳すると「草原のカキ」なんですが、あるニューヨーカーが友人と二人で草原で遭難した際、「死ぬ前にカキが食べたい」と言った友人に即席で感触だけでも出すために作ってあげたものらしいです。ニューヨーカーはカキが好きですからね。

 

 自分はこれとタミフルをインフルエンザに罹ったときに服用して、完治しました。タミフルってスゴイですね。というわけで、二日酔いに参ったら皆さんも「もう無理だ・・・」という顔をしながら、渋く「プレーリーオイスター」を飲み干しましょう。気分だけでも上がること請け合いです。じゃ、今週の眼球ラジオはこんなところで。お相手は、miyathemoneyでした~。

 

 

 

 

 

 

山の怪談、略して山怪

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初めまして。miyathemoney(ミヤザマニ―)と申します。私、高校からしっかりと登山をやっておりまして。その中で怖い話が何個かあったので、ちょっと書いてみました。

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「音、あるいはそれ以外の何か」

 

 上越にある雪山に入って3泊目のこと。私たちは、想像以上の吹雪に悩まされていた。顔に当たる雪が、もはや「ぱちぱち」ではなく「バチッバチッ」になっていた。このままでは雪が顔面にめり込むのも時間の問題。限界まで進んだ私たちは、予定していた所よりだいぶ前の所でテントを張ることになってしまった。

 

 山の中腹の斜面、木立ちの中に何とかテントを張る。スコップで斜面の雪を削り、平地を作るのだ。風と雪の猛攻からなんとか逃れたこともあって、若干ナナメのテントにも誰一人グチを垂れなかった。雪を払ってザックを放り込み、自分も飛び入る。

 

 「明日には天気良くなんのかなァ」「マジそうじゃなかったら死ぬ」「いや、天気図書いたけど微妙っぽい」「まじかよ・・」「今晩の飯何?」「カレー」「またカレーかよ!」「食糧係に言えよ」「あー止まると寒ー」「早く手袋乾け!」「こうすることで体温が逃げない」「それマジ?」「いや適当」「やっぱ冬山はきついんよ~」「おっそうだな」「てかここで雪崩起こったら死ぬじゃん!」「いや木生えてるし大丈夫っしょ」「いや木生えてても雪崩るらしいよ」「マジ?遺書書く?」「めっちゃ変な事かいちゃおっかな」「なんて?」「亀に気を付けろ、とか」「ジョジョっぽい」「どこが?」「いや分からんけど」

 

 私たちの持っているテントは6人用だ。そこに6人入っているだけなら正当な使用かもしれない。しかし、そこに6個、小3の女の子ぐらい高さのある、パンパンの90リットルザックが入る。そうなるともうテントは限界だ。真ん中に雪が溶けて濡れた装備を乾かすためのバーナーを置いて火を点けるのだから、座るスペースは一人最小限、横にしたザックに腰かけるようにして座ることになる。飯の準備をする後輩をみながら、いつも通りの何でもない会話がテント一杯に広がる。

 

 「なんか音聞こえません?」そんなことを言い出したのは一番下の新人Kだった。「黙って飯作れよ」「いやーでも何かしません?」「あ、マジだ」「聞こえる聞こえる」「あれでしょ?」

 テントの雑多な話題を一気にその音がさらった。皆一時耳をすます。聞こえる。「カーン」「コン」「カーン」「コンコン」「カーン」 

 

 「・・・木こりだな」「いる分けねえだろ」「中途半端に折れた枝がさあ、当たってんじゃない?幹に」「あ、それある」「そうじゃなかったら?」「妖怪?」「妖怪だ!」「いやいやいや...」「なんか下界の工事の音とか?」「いや、ここ道路まで結構あるじゃん」「そうなあ」

 

 カレーをつくるヘッドバーナーのゴオオ・・という音に混じって聞こえるその音にはその後も様々な説が出たが、結局話題は完成したカレーが不味い、つまんねえこと気にしながら作ってるからだ、あ、ひどいとかそういった感じの話に吸収されてだれも気にしなくなった。 

 そして一通り地図と天気図を見比べて明日の計画を練ったあと、みんな寒いし疲れていたので寝袋に潜り込んで寝てしまった。

 

 ・・・夜中に目が覚めた。腕時計のバックライトをオンにすると、2:00。起きるのは4:00なので、まだまだ眠れる。「畜生、変な時間に起きたな」そう思い周りに目を凝らすと、皆一様に眠っている。「コーン」「カンカン」「コンコン」「カーン」

 まだ鳴っているのか。夜の雪山は風も止んで、テントに雪が落ちて滑って行くサラサラという音しかしない。後はその下のみんなの静かな寝息。そうなってくるといやが応でも耳につく。しかもお約束というか、冬山で目が覚める原因の多くは小便である。ヘッドランプを最小の明かりにしてテントのチャックを探りあて、間に寝ている部員の上を這うように入口からでる。「あの正体突き止めてきてくださいねえ」「わ、起きてたのか」「起こしたんでしょ」「すまんすまん」

 

 雪山の夜は明るい。月の明かりを一面の雪が反射して、冷たい透き通った青のあかりをぼんやりと放っている。風がやんだおかげで暖かくすらある。白い息を怪獣のように吐き出しながら、ざくざくと雪を踏み抜いて適当な木の根元に失礼する。急激に冷たくなってきた手先で焦ってイチモツをしまうと、煙草に火を点けてしばらく音に耳をすます。そして、すぐ先は闇に包まれている山の、木の中を見つめる。「あの方からするよなあ」折れた枝をぶら下げている木を探してみるが見つからない。

 

 なんとなくぞっとした私は闇から目をそらして、踏み跡を辿ってテントに戻る。テントは半分ほど雪で埋まっていた。テントが壊れない様、近場に刺してあった誰かのスコップで慎重に回りの雪を払いのける。この間もずっと音がしている。はやくテントに入りたい。焦ってテントの雪を払いのけ、テントに飛び入った。

 

 そのあと私たちは何とか山頂に立ち、下山した。翌日にはあの音は止んでいて、皆忘れていた。一番現実的なラインで、中途半端に折れた枝がぶら下がり、幹に当たるのだという結論に落ち着いた。

 ただ私だけは、あの夜、風が確かに止んでいたことを知っている。あそこまで音を鳴らす太さの枝がぶら下がっているのなら、無風で揺れるはずもない。今でも、私は深い闇の中で「コーン」「カン」「コーン」と響く音を思い出す。多分それはまだあの山奥で、鳴り続けている。そんな気がする。

 

 

 

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妖怪とか期待してた方は申し訳ありません。まあリアルな山の不思議なんてこんなもんですわ。じゃ、またね!

 

 

 

 

 

眼球ラジオ第⑥回~早稲田と東京学芸大に受かった私が留年した話~

今週のお題「卒業」

 

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 あ、あー今回も始まりました、眼球ラジオ第6回です。ネットの片隅をジャックし続けるも、あんまりにも聞いてる人がね、まあーそのほとんどゼロに近いということでね、浅ましく今週のお題にすり寄って行きたいと思います。

 

 まあこの話題も私と無関係じゃなくてですね、何しろ卒業できなかったという話ですわ。大学を。見事に五年目に突入してしまいました。その懺悔もかねてなぜ早稲田で留年したのか?についてちょっと話したいと思います。ちなみにまだ親には言ってません。泣きてえなあ。そんなわけで今回もどうしようもない五年生の困り者の放浪者miyathemoneyがお相手でございます(韻ふみ)。

 

 まあそもそも私勉強ができない方じゃありませんで。現役で早稲田と東京学芸大学国語科に受かっております。これを読んでるクソ田舎在住のインターネットピープルは「は?東京学芸大?早稲田?俺の地元の国立より偉いんだべか?」と大根でも掘り起こしながら思っていることと思います。え?馬鹿にし過ぎ?大丈夫です。かくいう私もくそ田舎の生まれでございます。何しろ最寄駅が無人駅という具合でですね、夜には提灯が無いと歩けないという非常に興趣あふれるところで育って参りました。

 

 え、そんなこんなで勉強が出来てですね。東京学芸大か早稲田どっちか選べと言われましても何分当方くそ田舎のインターネットピープルですから、どっちがいいのか悪いのか、早稲田も学芸大も一ヶ月前受験校を決める時に知ったばかりでございます。駅伝も見てないしね。そんな暇があったら正月からインターネットだ馬鹿野郎と言った具合でですね、鬱々と生きてきたわけです。

 

 まあ大事な日は気付かないうちに回ってくるということで、夜を徹して友達の家で映画をみて○○を飲んで、遊びまわって帰ってきた朝に親から「どっちにすんだ」と。もうとにかく寝かして欲しかったんでね「早稲田早稲田」と適当言って入学の次第になったわけでございます。

 

 入ってからも特に勉強がしたいわけでないんでね、部活に熱中。このサークルじゃなくて部活ってところが肝でね、まあ何かと忙しいわけであります。そんなこんなで三年生になって「はて就活はどうすんだ」という疑問符がようやく頭にもたげてくるわけです。部活ってのは非常にクローズドな空間でございまして、学部の方に友達がいない私、完全に情報弱者となりまして、必死に就活情報を先輩やらOBに聞き求めたところ何やら怪しげな様子。まあ何しろ今の時代就活というのは情報の勝負でございます。ここで乗り遅れたのはいやはや手痛い。

 

 そんなこんなでようやく就活の輪郭がぼんやり見えた私は、「なんだ、茶番じゃねえか」と一人憤慨。こんなゲームのような仕組みに乗せられるのは業腹だし、部活も部活で半端にはやりたくない。ここにだらだらととり続けていた教職課程の教員実習があると。じゃあもう留年してのんびり来年やろうという次第になったわけでございます。

 

そんなんで私3年目は相も変わらず就活などどこ吹く風と言わんばかりに部活にますます熱中。教員実習ではガキを騙して大人気。といった具合でした。さて9月に部活が終って見るとさてこれから就活をせねばと言う具合になって参ります。しかし「終った人」である私、どうもやる気が起こらない。燃え尽き症候群という言い訳を盾にあっちで飲み、こっちで遊びとだらだらとしているうちに三月に相成ってしまったというわけでございます。今後どうなるか乞うご期待。って期待できるような文章じゃねえなこれは。

 

 みんなはちゃんと四年間で卒業してくれよな!

 

 

 

 

 

 

 

眼球ラジオ⑤~あの「蟲師」作者による新作、「猫が西向きゃ」が最高だから「蟲師」好きは絶対読むべき~

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 あ、あー久々で声が出ません。始まりました、眼で聞くラジオ、眼球ラジオ久々の第五回。皆さんはいい感じに眠れてますか?私は最近不眠か、頭が痛くなるほど寝すぎるかの二択です。目の下に常に濃いクマを蓄え続けているmiyathemoneyがお送りいたします。」

 

 これって、目が大きく見える効果とか無いかな?無い?まあいいや。俺クマのあるキャラ好きだから。ネウロの笹塚刑事とか。デスノートのLとか。全員故人じゃねえか。目にクマがあるキャラは死にやすいんでしょうか。

 

 そういえば私も昨日、就活の面接試験でね。ジャンプとか出してる、某〇英社とかいう企業の一次面接だったんですけど。

 もう、筆記試験もESも通らないと思ってたから俺も大喜びで行ったわけ。このESに書いたネタに突っ込まれたらこう、このネタだったらこう、とかね。もう完璧だ。と。面接官ごとき笑わしてやろう、と。会場入ってからも正直、周りの面見て、「絶対俺の方が面白い」と思ったわけで、もうふんぞり返って待ち時間、寝てましたから。

 

 

 

 そしたらまあ結果から言うと・・ボコボコにスベりましたね。ピクリとも笑わんかったわ。厳しい。あとESからは何も出てない、つーか見られてないよね、もはや。他のブースからは笑い声が聞こえてんのに、俺のブースだけ取調べ室みたいになってましたからね。かつ丼出てくるかと思ったわ。

 また俺のとこの面接官の男が、気が合わなそうな奴でさぁ・・・。まんじゅうみたいな顔してやがりましたからね。ああ、俺はまんじゅうに落とされんのかあ。大学入ってから早かったなあー凋落すんの。

 

 さて、そんなこんなで就活の荒波にもまれてるわけですけど、つーか今もES書けよ、ってなわけですけど、頑張って行きましょう。そうそう、この前、マンガ「蟲師」で有名な漆原友紀さんの新作の第一巻「猫が西向きゃ」がでましたよ。

 蟲師はあれですね。「おまいら10巻以内で面白いマンガ教えろwwww」みたいなスレに必ず名前が挙がる名作ですね。「蟲」という妖怪と生物の間みたいなやつが起こすトラブルを、さすらいの「蟲師」ギンコが解決していくというストーリー。ブラックジャックゲゲゲの鬼太郎混ぜて、100倍くらい優しくした感じですわ。その時その時の「蟲」という怪異によって引き起こされる人間ドラマ自然の描写が最高です。一話完結なので読みやすいですよ。

 

蟲師 愛蔵版 コミック 全10巻完結セット (KC DX)

蟲師 愛蔵版 コミック 全10巻完結セット (KC DX)

 

 

 で、この作者さんの待望の新作が「猫が西向きゃ」です。時代設定が「蟲師」では「江戸と明治の間にもう一時代ある感じ」だったのに対して、こちらはバリバリの現代。スマホなんかが登場するのは「蟲師」ファンからすると結構衝撃かも。

 

 お話は、やっぱりブラックジャックゲゲゲの鬼太郎混ぜて、100倍くらい優しくした感じですわ。「蟲」が出てこないだけで。町から急に建物が消えたり、道路が増えたりする怪奇現象「フロー」を解決する「フロー業者」の主人公な、一話完結ものです。

 

 「蟲師」と比べて良い所は、「蟲師」ではあまり見れなかった現代の町の風景がたくさん描かれているところですかね。現代の、といってもその中の古い看板、色あせた壁、いつからあるか分からない放置自転車など、町の中の「マニアック&ノスタルジック」なところが書き込まれいているのがポイントです。

 panpanya(「足摺り水族館」「蟹に誘われて」)なんかが好きな人は買った方がいいです!マジで!町の細かな書き込みに萌えること間違いなし。

 

猫が西向きゃ(1) (アフタヌーンKC)

猫が西向きゃ(1) (アフタヌーンKC)

 

 

 そんな感じで今日はお別れです。ああー就活したくねえ。金が欲しいぜ。make money.お願いカミサマ。ってことで今日はこの曲で!みんな楽しくなった!俺も楽しくなりたい!素敵な思い出を見つけたぞ!イメージで遊べるようになったよ!わっわっわっわ消えちゃった!

 


-神様/MOSI- PSG

 

 

 

 

 

眼球ラジオ④~芥川賞「ニムロッド」「1R1分34秒」もう読んだ?~

 

 あ、あーマイクチェック1212、始まりました眼球ラジオ第四回、お相手は相も変わらず孤独にネットの片隅をジャックし続けるMC miyathemoney がお送りいたします。

 この前スキーに行ってきました。友達と一人一殺でゲレンデに寝転んでるスノーボーダーをひき殺してやりましたよ。スキーとスノーボーダーの共存?しゃばいこと言ってんじゃねえ。皆殺しだ。俺には「なんとなくリア充っぽくて腹立つ」という正当な理由があるんだからな。これを読んでるスキーヤーのみんな!白銀のゲレンデを奴らの血で真紅に染めよう!

 今週のニュースいってみよう。今週は..就活解禁でしたね。あと、桜田大臣が三分遅刻して怒られてました。言い訳は「次からは五分前や十分前行動を心がける」。俺が中学の時入ってたソフトテニス部よりゆるいわ。ゆるキャンだわ。遅れたらグラウンド10週プラスでボールの空気入れ全部でしたからね。おかげであのゴムボールの感触が手に染みついておっぱい触った時も同じ感想でたわ。「空気入れましょうか」って。いや、ほんとに空気入れてない軟式ソフトテニスのボールみたいだったんだよね。

 

 就活は私も絶賛開始していてですね、いろんな企業の説明会にセコセコと足を運んでおります。説明している人が全員金持ちに見えて悔しい。あと、「絶対内定」とか書いてある就活本。じゃあこの本だしてるお前の所に入れてくれと。そう思いません?ツェノンの背理とはまさにこのことだわ。あと説明会の時に「来春お会いするのを楽しみにしています」とかいう企業!こっちも会いてえ気持ちはやまやまなんだよ!じゃあ落とすなよ!お前次第だわ!会えるかどうかは!出会い系サイトの釣りかよ!

 

 ・・・・そんな感じで就活に対するする熱い思いを語ったところで、表題の件言ってみたいと思います。ズバリこの前芥川賞を受賞した上田岳弘『ニムロッド』町屋良平『1R1分34秒』。町屋さんのポスト椎名誠みたいな恰好はいいですね。大体文学者然としてるよりこういう格好の人のほうが面白いですよね。西村賢太しかり。

 

  

第160回芥川賞受賞 ニムロッド

第160回芥川賞受賞 ニムロッド

 
第160回芥川賞受賞 1R1分34秒

第160回芥川賞受賞 1R1分34秒

 

 『ニムロッド』ビットコインにまつわる話でかなり新鮮。何回聞いても分からない「ビットコイン」の仕組みの不思議さ、はそのまま「文学」の不可思議さ、つまり「人間」の不可思議さに置換可能。それに気づいた視点に脱帽です。 

作者はほんとにそうい言うIT会社の人らしいです。この時代のこの人にしか書けない作品で、書かれた価値、読まれる価値、双方に十分だと思います。

 「ビットコイン」の現実味のなさと、同じく現実味がない「ダメな飛行機」を結ぶセンスも見事。あと評論だと「ダメな飛行機」をNAVERまとめからそのまま持ってきたことに結構批判あったけど、検索すれば本当にそのままのサイトを見れるのはメディアミックス風で新鮮だったと思う。

 ただ、後半入ってくる「ニムロッド」の小説内小説はカッコつけているし、わかりにくさがある。あと、「桜花」をだすと、また少し別の・・・「戦争」というノイズが入る気がして、そこが残念。

 

 『1R1分34秒』は勝てないプロボクサー(四回戦ボーイ)の話。『明日のジョー』ファンとしてはウメキチ(途中出てくる主人公をコーチする人物)は「拳キチ」丹下段平のオマージュかなあと思ったり。筋だけで言ったら王道スポーツもので、これが芥川賞なのは面白いなあと。でも、やっぱり内容は最近の芥川賞らしく内省的です。

 主人公のキャラクターが魅力的だし、最後の方の文章の昂揚感は興奮します。これぞ文学を読む快楽、愉悦って感じ。

 

 お二人は79年、83年生まれと大体90年代後半~00年代初頭に青春を過ごされているそうで。あの時代の内省的な(たとえばエヴァやニルバーナに表されるような)雰囲気が作品にも影を落としているのか?と思ったり。まあ時代と何でも絡めて語るのは愚か者のすることかもね。

 

 ま、そんな感じで今更レビューしたけど、どっちも面白かった!ってことです。やっぱり、その人にしか書けないものを、その人のリズムで書いたとき必ず評価されるんだなあと思ったことでした。じゃ、今日はそんな感じで!俺も小説書くぞー!それまで芥川賞選考委員の椅子は開けておけよ、文藝春秋!

 それでは御社のの皆様、よろしくお願いいたします。何とか御社に受かりたいmiyathemoneyがお送りいたしました。あとこのアニメ作った奴、出てこい。心臓に悪いじゃねえか。


アニメーション「就活狂想曲」

 

 

 

 

 

眼球ラジオ③~「ムヒョとロージーの磨法律相談事務所」は性癖が歪む~

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 あーマイクチェック1、2、始まりました目で聞くラジオ題して眼球ラジオ第三回、MCは変わらずタバコは健康に気をつけてラッキーストライクのライトしか吸わないmiyathemononeyがお送りいたします。

 誰リスペクトでラッキーストライクかって?それはお前...チバユウスケしかいないだろうが!え?知らない?ブランキー・ジェット・シティなのか?ブランキーは曲名がダサいだろうが。あ?サタニック・ブンブン・ヘッドのどこがダセえんだよ、言ってみろ。

 

 


Satanic Boom Boom Head(Live)

 

 まあそんな話は良いわ。今の時代に90年代のバンドの話してもな、誰も聞く、もとい見ねえし。平成も終わるし。ナンバーガールは再結成しないし。「世界ふしぎ発見」でビートたけしが大暴れしないし。

 そのうち平成生まれの俺も「平成一桁生まれの爺がなんか言ってるわ。ダサ(藁)」とか言われるんだろうな....。

 

 さて、今週のニュース....ですがあまり見てませんでした。ごめんな!でもクルーズ船で違法入国した外人の失踪数が100人を超えたらしいぜ!ちなみに七割は九州だとか。すごいね。


 そんな彼らですが違法就労で潜んでるらしいです。実は亡国のスパイで、「半島を出よ」みたいにどっか占拠したりして。もしそうなったらワクワクですね。富士市民文化ホールとか占拠して静岡東部を混乱に落とし込んでほしいわ。隣に焼肉キングあるし。

 

 さて、私は90年代中盤生まれなんだけと、私たちの世代のひねくれ少年(私も同じく)が揃って好きなジャンプ作品にあげるのは何だと思いますか?そう、ムヒョとロージーの魔法律相談事務所ですね。この前アニメ化されました。アマゾンプライムで見れるぞ。


TVアニメ「ムヒョとロージーの魔法律相談事務所」PV

 

 この世に残って悪さする悪霊どもを、地獄の使者を呼び出して成仏させるゼ!というストーリー。天才魔法律家ムヒョと、そのパートナーのダメダメ法律家ロージーが主人公。ラスボスはムヒョへの嫉妬で闇落ちした美少年エンチュー。どうです?もうこの時点で好きな人にはたまらなくないですか?闇落ち美少年とか...。

 

 当時小学校だった私は「ネウロ」と「ムヒョ」のダークな雰囲気に夢中になった。他の奴が図鑑を手に「ザケル!!」とか言ってるそばで、私だけ「魔法律第51条....」とかぶつぶつ言ってんですわ。怖いわ。親だったら不安でしょうがないよ。

 

 アニメを期に文庫版で読み直したんだけど、一番この漫画で見どころなのは、ずばり「女キャラの可愛さ」「地獄の使者」のカッコよさです。これだけで読めるわ。

「地獄の使者」のみなさん

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ムヒョのお気に入り「幽李」

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問答無用で悪霊を地獄に連れ去る

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カッコいいですね

いろんな使者がいて、どれもカッコいい!呼び出した時点で勝利が決まることが多いので、今まで追い詰められてたムヒョ達が、呼び出しに成功した瞬間一気に「勝ち」ムードになるのが最高....。

 

 そして次に「女キャラの可愛さ」。メガネ巨入にボーイッシュツンデレっ娘と性癖のオンパレードなわけですが、その中でも一番かわいいのがこいつ。「魔鹿娘キュラ」

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クーデレ・つり目・貧乳の三拍子そろっている。最高。

 性癖が一気に歪んだのはこいつのせいだ。間違いない。その後私はクーデレっ娘にしか萌えなくなってしまったのでした。ひでえ。さすが地獄の使者だ。

 

 しかもキュラちゃんは「尻尾が敏感」「何でもすると言えば現世に残ってくれる」「攻撃は首筋を噛んで吸血」(←エロい!)などなど小学生の私の性癖を歪めに歪める設定を持っているのでした。

 そんなわけで今回は「ムヒョとロージーの磨法律相談事務所」の魅力

 たのむ。アニメ二期がバズってキュラちゃんのエロ絵が増えてくれ...。そんな純粋な思いでお送りしました、眼球ラジオ第三回、お相手はmiyathemoneyでした。最後は冬にピッタリ、しかもチバユウスケがカッコいいこの曲でお別れしましょう。


ROSSO-シャロン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

眼球ラジオ② ~「チワワちゃん」のように生きれない僕らの時代~

 

今週のお題「わたしとバレンタインデー」

 

(カフが上がる コトバがもれでてくる)

 

 ・・・あーマイクチェックマイクチェック。始まりました、眼球ラジオ第二回です。MCは「岡崎京子を好きな漫画に挙げる女」が好きになれない、miyathemoneyがお送りします。もうすぐバレンタインデーですね。私ですか?チョコどころか女に会う機会すらありません。女ってどこにいるの?

 え、お前が良く行く高田馬場駅前に大量にうろついてるのが女?スマン、グレムリンか何かかと思ってたわ。

 私も昔、中学の頃はチョコとかもらったんですけどねー・・・。しかも先輩ですよ。しかも本命っすよ。どうだ羨ましいか。モニターの前で臍(ほぞ)を噛む貴様らの姿が目に移るようだわ。ボーイッシュな子でね。

 

・・・・っていうかまあだったんですけど。まさか近所に住む坊主の野球部の先輩がゲイだったとはね・・・。人生で初めて恐怖を感じましたよ、私は。美少年でもなく、普通にきったねえ野球部の坊主がですよ。私に手作りチョコをあげる♡と迫って来たんですわ。前からボディタッチが多かったり、私の事を可愛いとやたら言って来たり、怪しい所は考えればあったんですけどね。

 

 あの時は私の心読(マントラ)が「これを受け取るのはまずい!」と思って全力で逃げたんですけどね。今思えばちょっとかわいそうだったかなーとか思ったり思わなかったり。

 

 ・・・今週のニュースに移りましょう。まあ、あれですよね。炎上してましたね。色んなところが大島てるのサイトにのってる歌舞伎町か?ってぐらい。くら寿司でごみ箱に入れた魚を調理したり、ラーメン屋の主人がタムケンを「カメラ廻ってないときはおもんないやつでした」とかツイートしたり.....。

 来てますよ、これは。炎上リバイバルが。かつてコンビニでアイスの箱に入ったり醤油さしを鼻に突っ込んだヤツラが第一世代とすれば、こいつらは第二世代。炎上界のセカンド・サマー・オブ・ラブ到来です。

 

 あとどうでもいいんですけど、日馬富士がモンゴルに学校を立てて教育支援をしているそうです。その名も「新モンゴル日馬富士学園」。新しいギャルゲーかよ。

 いや、でも数々の力士を籠絡してハーレム(部屋)を作れるならやってもいいわ。

おいおい、ちょっと待ってくれよ、これ理想のドリームチーム(部屋)も作れるってことか!?ギャルゲー×育成ゲー・・・・。これは売れますよ。バンダイさん。とりあえず私は鶴竜落とすんで。

 

 で、炎上の件で思うことがあったんですけど。この前岡崎京子「チワワちゃん」読んだんですよ。この前「リバーズ・エッジ」に続いて映画化もしてました。


1/18(金)公開 映画『チワワちゃん』予告編

 

 まあ、これは現代版にアップデートされてるんですけど。「チワワちゃん」は短編集で、これに入ってる作品群が表題作含め最高で。90`sの少年少女が夢見た享楽的な、刹那的な生き方がギュッと入ってるわけですわ。

 でもやっぱ、岡崎京子作品のキャラクターってどんなに楽しそうでも、どこか居心地悪そうなんですよね。「ここじゃないどこかに行きたい」っていつも思ってる。それがそのまま脈絡のない物語を勧めるパワーになってるというか。それが80年代という楽園を失った世代の心象とマッチするのかもとか思ったり。

 

 

 でも今はスマホがあるから、「ここじゃないどこか」に簡単に行けてしまうというか。でもそれは多分、偽りの「どこか」なんでしょうね。スマホの画面みたいな、のっぺりとした平面に作られた。

 

 くら寿司で生魚で遊んで炎上した彼らは、あの動画の中でとても空虚な「どこか」に行けた気になって踊っている・・・という感じがするのです。タブン。そのへん、映画がどう変えて描いてくるのか、楽しみです。